パーマはなぜかかる?

自分でパーマをかけようと思うなら、「何でパーマはかかるんだろう?」といったことを考えてみませんか? もちろん、そんなもの知らなくても美容院に行って「パーマかけてください」といえばパーマはかけてもらえますし、理屈を知っている人と知らない人ではパーマのかかりに変わりがあるわけではないのですが。ですからここは興味が無ければ読み飛ばしてもらってもかまわないです。まあ、ちょっとした雑学として読んでもらえれば嬉しいです。

まずは髪の毛の仕組み

ということでパーマのかかる仕組みについてお話しますが、本格的に話し始めると塩基配列がどうのといった、書いている本人が頭抱えたくなるような化学式が並びます。パーマより先に自分の脳みそがこんがらがりかねません。そこで簡単に、わかりやすく説明してみましょう。まずは人間の髪の毛の構造から。髪の毛を大雑把に説明するのに髪の毛をはしごとして説明しましょう。

髪の毛ははしご?

いや、ちょっと乱暴な説明なんですけど。はしごは2本の縦木にいくつかの横木がついていますよね? あれは意外とシンプルでありながら結構高い強度があります。この状態ではたとえロッドやらカーラー(厳密にはカーラーとロッドは別物です)をまいてグリグリにしても、水で濡らして乾燥させるといった程度のことで元通りになってしまいます。では髪の毛を1本抜いて、ツメでぐ〜っとこすってみます。そうするとくるくるっと丸まってしまいますよね。あれはツメによって片方の縦木が壊された状態なのです。そうすれば当然片側の壊れた方向に片寄って丸まってしまうわけですね。

パーマ液の仕組み

さて、まさか髪の毛1本ずつこんな作業していたらきりがないですし、ウェーブのかかり方もバラバラ。とてもヘアースタイルとかファッションと呼べるものではありません。そこで登場するのがパーマ液。通常はパーマ液には1剤と2剤がありますので、それぞれの役目を紹介してみましょう。

パーマ液1剤の仕組み

まずは1剤の仕組み。これは先ほど言った“ツメで引っ張る”役目をします。つまりロッドで巻いた髪に1剤を使用すると縦木部分を破壊してくれるわけです。つまり、これを使うことによって髪の毛は筋肉の無いようなだれだれ状態になってしまうわけです。しかし、このままではロッドを外した後もだれだれなので、ロッドを外したとたんだれだれになってしまい、髪形として機能しません。

パーマ液2剤の仕組み

それでは悲しいので2剤の登場です。これを使うと、髪の毛が曲がった(丸まった状態)で髪の構造が復旧します。つまりは曲がった状態が当たり前の姿なんだ、と髪の毛に思い込ませる役割ですね。実際髪の毛の中身もそのように改造されますが。簡単にいうと固定剤といった役割でしょうか。こうすることによって普通の人が髪の毛を洗って乾燥させたときにまっすぐになるのに対し、パーマでは「元通り」丸まろうとするので、きちんと「パーマ」という髪型になるのです。

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パーマネントウェーブ

以上でお分かりでしょうか? かなり乱暴で省略した説明なのですが、パーマとは外見は変わらないまま、中身だけを作り変える技術だということがわかってもらえたでしょうか? つまり、中身を壊して違った形に組みなおしているのです。パーマの正式名称「パーマネントウェーブ」のうち「パーマネント」には“永久に”といった意味がありますが、その名の通りこうなった髪の毛はそのままでは絶対もとに戻りません。(長期間放置すると次第に巻きがゆるくはなりますが)この状態でストレートヘアーに戻そうとするなら、今度はまっすぐに髪の毛をのばした状態でパーマをかけるストレートパーマによってもう一度まっすぐな状態に髪の毛を作り変える必要があります。

パーマは永久?

とはいえ人間の髪の毛って言うのは次第に伸びてくるもので、新しく生えて来る分には当然普通のまっすぐな髪の毛ですから、いずれはもとに戻ります。ですから永久って言うのは大げさですね。ただし、さすがに途中からだれーんとしたヘアースタイルでは情けなさ過ぎますから、新たにパーマをかけなおすかストレートパーマをかけてまっすぐにするかになります。ですから、戻す手段はあるにせよそれなりにパーマをかける際には覚悟を必要とします。というかかけるなら自分の満足のいくパーマをかけて、気分よく過ごしてもらいたいものです。そのためにもこのサイトをちゃんと読んで、お気に入りのパーマを見つけてくださいね。(ちょっと宣伝してみる)

コラム:天然パーマについて

生まれつき生えて来る髪の毛にウェーブがかかった状態の人を天然パーマといいますね。日本人ではどちらかといえば少数派に入るわけですが、逆にアフリカなんかではほとんどの人が天然パーマです。しかもかなりグリグリの。あれは要するに遺伝子、DNAによるものなのですが、なんでアフリカなどに天然パーマの人が多いかご存知でしょうか。あれはウェーブした髪の毛のほうが、より多くの空気の層を作れるためです。それによってアフリカの強い日差しにも熱射病になりにくいというシステムなのですね。余談ですが肌の色が黒いというのも皮膚のメラニン色素を増やして紫外線に対する抵抗力を付けているのです。人間の環境適応能力っていうものはたいしたものだなあ、と考えてしまうお話です。

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